エウレカの憂鬱

音楽、映画、アニメに漫画、小説。好きなものを時折つらつら語ります。お暇なら見てよね。

【アニメ紹介】『パンスト』愛すべきアメリカン風おバカコメディ

私は子供の頃テレビで『オースティンパワーズ』をみてあまりの下品さに驚いた思い出がある。それと同時に、アメリカのコメディのあまりの明け透けさに一種の異文化への憧憬のようなものを覚えたのも確かである。

子供の頃のそんなお下品でおバカで飾らない底抜けなら明るい作品を思い出させてくれるのが、この『パンティ&ストッキングwithガーターベルト』である。

 

あらすじ

天使のパンティとストッキングの姉妹は、日々の悪行からとうとう天国から堕天してしまう。神父の姿をした天使ガーターベルトの指示のもと、地上のダテンシティで悪魔を倒して、天に戻ることができるコインを集める。

 

可愛いキャラと下品なストーリー

本作はカートゥーンを意識して作られているが歴とした日本のアニメである。

キャラクターはパワーパフガールズのような愛らしい姿だがその性格は中々に強烈。姉のパンティはまさにアメリカンな美人のパツキンギャルだが、どうしようもない男好きのビッチ。毎回いい男を見つけては物陰にしけこむという深夜アニメにしても中々のどぎつい描写が多いキャラである。妹のストッキングは黒髪ロングのゴスロリ少女、甘いものが大好きで男の趣味は悪いし口も悪い。チャーリーズエンジェルのチャーリーよろしく彼女たちに指示を出すアフリカ系の神父さんガーターは、ガチムチのゲイ。

ハッピーツリーフレンズのような、はたまたスポンジボブのようなアメリカンなデフォルメがされたペットのチャックは、なんの生物かもよくわからない。

パンティに首ったけのギーク(所謂オタクでアメリカのスクールカーストの最下層民)のブリーフや、2人を邪魔するデイモン姉妹などの癖があって魅力的なキャラクターたちが揃う本作。

時にはメインテーマに、もしくは無駄な背景に、あるいは不必要なのに無理やりねじ込まれた下ネタの数々がいちばんの特徴といっても過言ではない。

なにせ主人公の2人は自分のパンツとストッキングを銃にして戦うのである。

下ネタ耐性の低い人は必ずや不快になるだろう。逆に下ネタ耐性が高い下ネタ大好きマンは大いに楽しめるので、好きなアニメ談義の時にこの作品を上げる奴には要注意だ。

ちなみに下品はこの作品に対しては褒め言葉なので。

 

本気の悪ふざけを目に焼き付ける

無駄にハイクオリティな作画、わかる人にしかわからない凝った洋画パロディ、放送スレスレのノリなど、技術のある集団が本気で悪ふざけをしたらどうなるかの見本のような作品である。

特に悪魔がやられるときの爆破シーン(ここだけご丁寧に実写)には、よくわからないふざけの美学まで感じられる。

 

なんやかやかっこいい、音楽とか

下ネタがなんだいってもクオリティは確かであり、突き抜けて一周回ってかっこいい作品だ。

特にm-floの手がける音楽は文句なしで、R&B系のエンディングの『Fallen Angel』や劇中歌である『CHOCOLAT』は曲単体としてもクオリティが高い。特にロックナンバー『D City Rock - TeddyLoidfeat. Debra Zeer』は映像と合わせて見てほしい。ビートルズ、オアシスなどロックファンならにやりとするオマージュでいっぱいで楽しい、そしてかっこいい!

 

まとめ

玄人が全力でふざけた一作。

クオリティが大変高いのは間違いないが!本当に親しい人以外に勧めてはいけないだろう。相手のあなたに対する人間像に多大な影響を与えること間違いないからである。仲が良くあなたのことを良く知る友人家族にだけ、そっとオススメしてみよう!

 

もちろん、私は大変楽しめましたよ★